凧は各組一本の糸で上げ2 枚以上同時に上げることはできない。転機は糸を速く巻いたり、または合戦の道具として使われるが転機さきの防御やニ丁転機は危険性や不公平が生じるため一切禁止とされている。

また、糸がもつれて合戦にならなくなり、やむおえずハサミを使用する場合双方の組長もしくは副組長および凧上げ部員の立ち会いの元で整理しなければならない。そして合戦中、凧糸が切れて空糸になった場合、糸を回収するために転機を使用してはいけない。また、凧糸が切れても会場内で凧が上がっている場合には、すみやかに糸をよりすがり、再び合戦に挑まなければならない。もちろん空糸での合戦は禁止。組印の旗は糸先と糸枠の2ケ所に一本ずつ立て、合戦に支障のある場合は糸先の旗を後ろに下げる。そして凧上げ合戦に意志のない組に対して無理に合戦を仕掛けたり、合戦で落とした凧を踏み潰してはいけない。会場内での練りは合戦に支障の出ないように決められた場所で行い、また子供が危険な合戦場に近寄らないように注意するなど、危険のともなう凧上げ会場では、事故を防止するために色々な規則が定められている。また雨天中止が決まった場合、会場を荒らさないように凧上げ会場での凧上げは禁止されている。